精神密度という精神の充実度を測る尺度がある。これはヨーロッパ・キルキニー大学のN・yatternder教授が80年代初頭に提唱したもので、催眠状態(または高度の覚醒状態)の被験者に特定のキーワードをグラフィックスクリーンを通して投影させ、解催眠後(または覚醒終了後)のキーワードの質や量の変化を読み取る事で、精神の密度を測ろうとするものであるらしい。
そこで僕も北目通りの古書店で購入した専門書にしたがい、高度の覚醒状態にちかいと言われてる夜明け前の時間帯に、このテストを試してみた。僕のグラフィックスクリーンに投影したキーワードは、その専門書の32ページに書いてあった「完成 completion」という言葉である。夜明け前の微妙な時間帯によって、(多分、本が正しいなら)覚醒状態っぽくなっているはずの僕の心の中を、そのキーワードがゆったりと通り過ぎて行った。
かわい 返信
「完成 completion」ですか、素晴らしい。
私が受けたら「complication」
---面倒な事態[問題]; 合併症
と出そうな気がして、眠れなくなりそうです。
shino 返信
なんていうか「完成 completion」というキーワードを通過させて、それで出てきたキーワードがドッチラケで、その精神密度の低さが遅々として進まない今の作業の原因だよん…みたいな小話を書こうとして、なんだかアホらしくなって、途中でやめた、みたいな。ははは。
Kane Ian 返信
There is no benefit in the gifts of a bad man.
Walker Tyrone 返信
A coward mistakes oppression for peace.